【USUM】2022シングル構築記事

お久しぶりです。 しゃち です。

一週間ほど前から6世代(ORAS環境)と7世代(USUM環境)の構築を突発的に考えていたのですが、想定外に過去世代の構築を練るのが楽しく・懐かしかったのが功を奏して、およそどの構築も完成したのですが、当然ながら披露する場は存在していないので、自己満足の結晶として書き綴っていきます。

また、配分や構成に関しては一律で「PokePast→日本語化」を少し変えているので、ご不明点があればTwitter しゃち (@_sixyati_) | Twitterまで。恐らく存在していない。

「あ〇みん杯」の存在には直前まで一切気付いておらず、なんなら知り合い経由で後から知ったことは先に明記しておく。(遊戯王してたらチェックインの時間を過ぎてて0回戦敗退)(鉄獣戦線ばっかり使ってる)

 

 

 

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【ランドカビゲン

f:id:sixyati:20220326025202p:plainf:id:sixyati:20211124223017p:plainf:id:sixyati:20220327035950p:plainf:id:sixyati:20220327040243p:plainf:id:sixyati:20220327044702p:plainf:id:sixyati:20220327040251p:plain

鬼火詰めランドカビゲン

 

【要点】

ランドカビゲンの強みは型の多様性にあり、今回は「鬼火f:id:sixyati:20220326025202p:plainf:id:sixyati:20220327035950p:plainf:id:sixyati:20211124175813p:plainをサポートする展開」を選択した。

この並びはステロランド+1W吹き飛ばしカビゴン+CSゲンガーが定石であり、それに付随して裏がステロ+削りで一気に崩せるツルギやゲッコウガなどの採用率がやや多い傾向にある。

特に重たくなりがちなのが(f:id:sixyati:20220327054356p:plainf:id:sixyati:20220327053659p:plainf:id:sixyati:20220327053805p:plain)なので、それらに強く出れる激流f:id:sixyati:20220327061809p:plainf:id:sixyati:20220327061354p:plainが採用されやすいが、今回は(f:id:sixyati:20220327053855p:plainf:id:sixyati:20220327065638p:plainf:id:sixyati:20220327054043p:plain)にも勝てる≪奮い立てるノーマルZ≫f:id:sixyati:20220327061809p:plainf:id:sixyati:20220327070440p:plainを採用した。

本構築では、瞬間火力ではなく継続火力を意識しており、ゲンガーがミミッキュやマンダと打ち合うのではなく、余裕があれば1-1交換以上もしくは裏の起点作成が出来ればベターという考えを根幹としている。

 

それに伴い、全体的にメインウェポン+積み技という構成になりやすく、ミミッキュボーマンダ対面で積み技の隙が負け筋にならないHBビルド蜻蛉ランド+鈍いカビゴンを考えていたが、カビゴンは崩し性能+積み速度を速めるために腹太鼓を採用。

これはシンプルに環境の理解度が高まり、採用率の高まった毒や叩き落とすに怯えて動くのはリスクリターンとして見合わないという判断と、ここまで厳しい受けループに対して想定外の崩しが期待できるためである。

 

現状は(f:id:sixyati:20220326025202p:plainf:id:sixyati:20211124223017p:plainf:id:sixyati:20220327035950p:plainf:id:sixyati:20220327040243p:plain)まで確定で、残り2枠に求めることとしては、(f:id:sixyati:20220327122740p:plainf:id:sixyati:20220327124251p:plainf:id:sixyati:20220327062024p:plainf:id:sixyati:20220327061809p:plainf:id:sixyati:20220327123903p:plainf:id:sixyati:20220327040251p:plainf:id:sixyati:20220327053942p:plainf:id:sixyati:20220327062624p:plain)辺りの対策枠であり、これらに広く強めなデンキZカプ・コケコの採用は確定し、もう1枠は鋼とギャラドスの対策枠としたいので、スカーフカミツルギとした。

範囲としては申し分ないが、ナットレイアーゴヨンなどが怪しいので、この残り2枠は課題が残る点であり、@2の候補としては(f:id:sixyati:20220327133451p:plainf:id:sixyati:20220327123903p:plainf:id:sixyati:20220327053942p:plainf:id:sixyati:20220327053805p:plainf:id:sixyati:20220327062624p:plain)なども候補になるだろう。

ノマZツルギ+スカーフコケコなども考えたが、どうしてもパワーが落ちてしまうのが難点で、@2でもっともパワーのある「Z枠+スカーフorストッパー」で対策までするのはかなり難しく、納得が行くほど詰め切れていないが、現状ではデンキZコケコ+スカーフツルギでも立ち回りでなんとかなるだろう。

 

【構築】

メガゲンガー @ ゲンガナイト  
特性: のろわれボディ 

性格:おくびょう
努力値: HP 236 / 特防 20 / 素早 252  
技:まもる / おにび / シャドーボール / ヘドロばくだん  

HB:A156ミミッキュの2↑影撃ちを高乱数耐え(94%)

HD:C161レヒレのハイポンZを高乱数耐え(82%)

      C191メガゲンのシャドボを高乱数耐え(75%)

S:最速

 

ランドロス(れいじゅうフォルム) @ Figy Berry  

性格:わんぱく
特性: いかく  
努力値: HP 252 / 攻撃 4 / 防御 252  
技:じしん / がんせきふうじ / ビルドアップ / とんぼがえり  

(156A+1ミミッキュZで木の実発動)

 

カビゴン @ Aguav Berry  
特性: くいしんぼう  

性格:いじっぱり
努力値: HP 148 / 攻撃 76 / 防御 156 / 特防 84 / 素早 44  
技:おんがえし /じしん / はらだいこ / リサイクル  

A:+6恩返しでH228B↑140カバを81.2%の乱数1発
B:A252ランドの地震を98.8%で2耐え
D:C↑252テテフのFサイキネを2耐え
S:無振りドヒド抜き

 

ゲッコウガ @ ノーマルZ  

性格:おくびょう
特性: へんげんじざい  
努力値: 防御 4 / 特攻 252 / 素早 252  
技:ねっとう / あくのはどう / はかいこうせん / ふるいたてる  

 

カプ・コケコ @ Electrium Z  
特性: エレキメイカ

性格:おくびょう  
努力値: 特攻 252 / 特防 4 / 素早 252  
技:10まんボルト / めざめるパワー(氷) / めいそう / ボルトチェンジ  

 

カミツルギ @ こだわりスカーフ  

性格:ようき

特性: ビーストブースト  
努力値: 攻撃 252 / 特防 4 / 素早 252  
技:リーフブレード / はたきおとす / せいなるつるぎ / おんがえし  

 

【雑感】

【s12使用構築】郷愁ランドカビゲン【最高/最終2127 17位】 - 金木犀がかおる頃に……

【S15使用構築】鬼リザYグロス - 襟がしゃべるだけ

ここら辺を参考にして鬼火+詰めを考えていたが、ゲンガー軸で考えるのには開拓と時間が足りない部分がややあったように思える。

これは当時から思っていたことだが、ランドカビゲンという並びには将来性とカスタマイズ性があるのだが、マンダ軸ほど気楽に取り巻きを動かせないのでかなりシビアな構築であることは間違いない。

これ以上を考えることはモチベーションの低下になりかねないので、現状はこれでよいのだが、実際にはもっと詰めたい部分は多いので満足はまったくしていない。

 

僕が一番好きなランドカビゲンはむくれねこさんのhdSスカーフランドロスAdamsランド)+HBカビゴンでステロ欠伸する形がとても綺麗で好きでした。

くりぷとんさんの臆病ツルギ入りやアゴテテフ入りも好きだが、むくれねこさんの形がもっとも綺麗で、当時はそれをベースとした構築を組んでいた覚えがある。

ランドカビゲンジャラランガミミッキュ入り受けループもしくはレヒレ入りに対しての明確な回答があるならば採用価値は存在するが、私は組むことが出来なかった。Dの意思を継いでください。

 

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【ゲンガエン】

f:id:sixyati:20220326025202p:plainf:id:sixyati:20211124223017p:plainf:id:sixyati:20220327044829p:plainf:id:sixyati:20220327044937p:plainf:id:sixyati:20220327045100p:plainf:id:sixyati:20220327040251p:plain 

魂のゲンガエン2022

 

【要点】

ゲンガエンの強みは、ゲンガー軸で対処の面倒な(f:id:sixyati:20220327053659p:plainf:id:sixyati:20220327053705p:plainf:id:sixyati:20220327053805p:plain)へのクッション性と縛り性能だが、問題点として(f:id:sixyati:20220327054043p:plainf:id:sixyati:20220327053855p:plainf:id:sixyati:20220327054356p:plainf:id:sixyati:20220327053942p:plainf:id:sixyati:20220327044937p:plain)辺りが明確に苦しいこと。

特に7世代トップメタの(f:id:sixyati:20220327053855p:plainf:id:sixyati:20220327053942p:plain)が通りやすいのは致命的とも言える。

 

具体的に説明するとゲンガー軸は一度展開されると簡単に全抜きされるので、周りで欠伸や吹き飛ばしなどの搦め手でサポートをする必要性があるが、本構築にはほとんど採用されていない。

展開系構築を止める手段はいくつか存在するが、例を挙げると「挑発」or「素早さ操作」or「こだわりスカーフ」or「ミミッキュで、先に展開を妨害するか後から処理するかの違いである。

今回は、竜舞マンダや剣舞ミミッキュなどの強力なアタッカーにも対面orサイクルで対処できる駒+カバルドンやポリ2などの取り巻きを先に崩す要因を採用して、場持ちのよいクッションを盾にゲンガーで詰め切るプランを選択した。

具体例としては「毒々/蜻蛉f:id:sixyati:20211124175813p:plain+守るf:id:sixyati:20220326025202p:plain」で竜舞マンダに択を迫ったり、「f:id:sixyati:20220326025202p:plainが156(A+2)ミミッキュの影打ちを10/16耐え」などの最低限の調整を施し、「f:id:sixyati:20220327044937p:plainf:id:sixyati:20220327061354p:plainの凍える風+ドロポンZで131-125ミミッキュが確定」という懐かしいギミックも搭載しているが、やはり全体的に苦しいのは否めない。

 

個人的な意見としてだが、ゲンガエンは他のゲンガー軸に比べるとリザ軸の処理は安定しやすいが、代償として水の一環性が高いので、f:id:sixyati:20220327061809p:plainの採用は見送り、f:id:sixyati:20220327065638p:plainを採用した。

その反面で(f:id:sixyati:20220327062024p:plainf:id:sixyati:20211124031359p:plain)が苦しくなりがちなので、f:id:sixyati:20220327062053p:plainf:id:sixyati:20220327062101p:plainカクトウZ霊獣ボルト≫を採用することで、マンダナットに強くなり、対策が薄くなった受けループにも気持ち程度ではあるが余裕が出来る。

 

f:id:sixyati:20220326025202p:plainf:id:sixyati:20211124223017p:plainf:id:sixyati:20220327044829p:plainf:id:sixyati:20220327044937p:plain)を確定枠にした時に苦しいのは、(f:id:sixyati:20220327054043p:plainf:id:sixyati:20220327053855p:plainf:id:sixyati:20211124132035p:plainf:id:sixyati:20220327053942p:plainf:id:sixyati:20220327062624p:plain)なのでそこに強めな最速カクトウZ霊獣ボルトロスとスカーフカミツルギは補完としては相性が良く、カミツルギの枠はスカーフカプ・テテフなども考えられるが、あまりにもナットレイを始めとする鋼枠を誘いすぎるのが難点であるため、採用には至っていない。

 

【構築】

メガゲンガー @ ゲンガナイト  

特性: のろわれボディ 
おくびょう な性格 
努力値: HP 60 / 防御 76 / 特攻 172 / 特防 4 / 素早 196  
技:まもる / シャドーボール / ヘドロばくだん / こごえるかぜ

(HB-A115グライオン地震を確定耐え、A156ミミッキュのA+2かげうちが10/16)

 H-16n-1

 B-11n

 S-最速ゲコ+1

 

ランドロス(れいじゅうフォルム) @ 混乱実

特性: いかく 

性格:わんぱく
努力値: HP 252 / 攻撃 4 / 防御 252  
技:じしん / がんせきふうじ / とんぼがえり / どくどく  

(156A+1ミミッキュZで木の実発動)

 

ガオガエン @ とつげきチョッキ  

特性: いかく 
性格:なまいき
努力値: HP 228 / 攻撃 36 / 防御 4 / 特攻 4 / 特防 236  
個体値: 素早 18  

技:かえんほうしゃ / はたきおとす / じならし / とんぼがえり 

 HD-147激流ゲッコウガハイドロカノンZ確定耐え

 S:無振りカバルドン -1


カプ・レヒレ @ ミズZ  

特性: ミストメイカ

性格:ひかえめ 
努力値: HP 236 / 特攻 220 / 素早 52  
技:ハイドロポンプ / ムーンフォース / こごえるかぜ / めいそう 

♢H
・16n-1
♢B
・A↑252メガマンダの「ステロ+すてみ」を93.8%耐え
♢C
・D4メガリザXをハイドロZで確定1発
・H4ミミッキュをハイドロZで確定1発
・H188D68メガ前ゲンガーをハイドロZで93.8%の乱数1発
♢D
・C252ゲンガーのヘド爆を87.5%耐え
・C252コケコの10万を87.5%耐え
♢S
・無振りランド抜き

・こご風で最速100族抜き


ボルトロス(れいじゅうフォルム) @ カクトウZ  

特性: ちくでん
性格:ひかえめ
努力値: HP 164 / 防御 12 / 特攻 76 / 特防 4 / 素早 252  
技:10まんボルト / めざめるパワー(氷) / きあいだま / わるだくみ  

H:16n-1
B:意地ガブの逆鱗耐え(意地スカーフまで想定)
C:悪巧み2積み(C↑↑↑↑)Z気合玉で331-152テンプレラッキー(H44-D212振り)15/16の高乱数1発
Dぶっぱのラッキーは14/16でこれも高乱数1
D:端数
S:最速

 

カミツルギ @ こだわりスカーフ  

特性: ビーストブースト  

性格:いじっぱり
努力値: HP 68 / 攻撃 100 / 防御 4 / 特防 148 / 素早 188  

技:リーフブレード / スマートホーン / せいなるつるぎ / はたきおとす  

A:余り
D:C↑252レヒレハイドロポンプZを確定耐え
S:準速100族抜き

【雑感】

【S14】 最終2017 生意気ガエン入りゲンガエン|Pluslium|note

【S15使用構築】 最高最終2051-最終79位 - NEO THEORY FANTASY

 

この辺りを参考にして組み始めたが、当時よりも思考がクリアになっていて、特にf:id:sixyati:20220327044829p:plainは無振りのS実数値80では、準速70族の122すら抜けず、仮想敵である(f:id:sixyati:20220327053659p:plainf:id:sixyati:20220327053705p:plainf:id:sixyati:20220327053805p:plain)などにはフレドラを採用せずとも、あまりダメージに大きな変動は無かったので「なまいき」が最適解であると断定した。

クッションとしては強い部類だが、とにかく起点になりやすいので、地ならしとの選択枠である「がむしゃら」と頭を悩ませたが、マンダ軸にはほとんど出さないという判断をし、逆にS操作技で全体的に重いアーゴヨンに刺さりやすい地ならしを最終的には選択した。恐らくガルランドおよびゴーストZギルガルドが鬼のように重たいので、f:id:sixyati:20220327044829p:plainf:id:sixyati:20211124175813p:plainでどれだけ相手のリソースを削れるかの戦いになってくる。

 

【まとめ】

本当は6世代ORAS環境の(f:id:sixyati:20220327141423p:plainf:id:sixyati:20220327141432p:plainf:id:sixyati:20220327141526p:plain@3)を詰めて、記事に仕上げるつもりだったが、このままだと5000文字オーバーするのと、ロップ軸は当時触っておらず、組み方もままならないという点で今回は断念することになりました。

よく6世代は楽しかったという意見は聞くのですが、個人的にはもっとも楽しかった・将来性があるのは7世代USUM環境だと考えているし、ガルーラorゲンガーを採用していない構築は必然的に苦しくなるのが苦手なので今から本腰を入れてやるゲームではないです。 なんなら7世代がもっとも面白いポケモンだと未だに感じています。(7世代ミミッキュが癌なだけで強いメガ同士が対立するゲームなので面白い)

 

6世代はメガサメハダーを一時期使用していて、唯一オフ大会の予選を抜けられたのもメガサメハダーを使用していた時なので、私としてはかなり愛着がある。

今度時間があれば毒+メガサメハダー辺りをまた詰め直したいですね。

 

今回はほとんどをShowdown!にて作成したのですが、途中で導入した日本語化スクリプトがとても便利だったので、共有しておきます。

GoogleChromeであれば、TamperMonkeyを導入し、Greasy Forkから「SD JP translation」を導入することで、技名や特性などは大幅に日本語化されるので、英語名があまり得意ではない人にはオススメの拡張機能です。ご賞味あれ。

greasyfork.org

 

 

余談なのですが、夜から朝型まで必死にポケモンに頭を悩ませて、欠伸を噛みしめながら、朝焼けになっていく中で就寝するのは、私のポケモン黄金世代だった時分を思い出して、しばしノスタルジックな感傷に浸ってしまいました。

 

それでは皆様ごきげんよう。よい週末を。